Masters of Craft
技を生きる人々
職人は、土地の生きた百科事典です。素材の知識、気候の読み方、道具の扱い——これらすべてが、土地固有の知恵として蓄積されています。私たちは、これらの職人たちの仕事と物語を丁寧に記録します。
宮川 健蔵
乾積み石垣職人 / 78歳
高原地方最後の本格的な乾積み石垣職人。十代の頃から石を積み始め、六十年以上のキャリアを持つ。手が覚えた技術は、どの石が次に必要かを見た瞬間に判断する。「石には表情がある。その表情を読んで置き場所を決める」と語る。
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鈴木 文子
柳籠師 / 71歳
川辺の柳で籠を編み続けて五十年。祖母から受け継いだ技術は、地域の方言と同じように、この土地にしか存在しない形を持つ。農作業用の大きな籠から、食卓を飾る小さな籠まで、すべてを一人の手で作る。
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山田 茂夫
木工職人・彫刻師 / 74歳
建具、家具から門扉の彫刻まで手がける木工職人。「木は生きている。削るというより、木が持っている形を表に出す作業だ」というのが口癖。手鉋で磨いた木の面は、機械加工とはまったく異なる艶を持つ。
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佐々木 洋一
鍛冶師・金工職人 / 66歳
農具から建築金物まで手がける鍛冶師。炎と水を使って金属を操る技術は、土地の農業と密接に結びついている。「農具は農家の身体の延長だ。使う人の手に合わせて作ることが大切」と語る。真鍮の門扉金物も多く手がける。
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私たちが作るものは、
私たちが死んだ後も残る。
だから、手を抜くことは絶対にできない。
Craft Documentation
記録の継続
ハイランドブルックヤードは現在、高原地方の職人43名のドキュメンタリーを進行中です。映像・写真・テキストによる記録を組み合わせ、技術の細部から職人の人生観まで、多面的に記録しています。
この記録プロジェクトへの参加や情報提供をご希望の職人の方、または職人をご存知の方は、ぜひご連絡ください。
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